aromaoil labでは、アロマテラピーに欠かせないアロマオイルについて解説します。

  • HOME
  • アロマオイル ゼラニウム

アロマオイル ゼラニウム

ゼラニウム・エジプトとゼラニウム・ブルボンの違いは何ですか?

ゼラニウムは、フウロソウ科の多年性低木で、ピンク色の小さい花を咲かせ、精油は花と葉から抽出します。 ゼラニウムと呼ばれる植物は200 種類以上ありますが、鑑賞用のゼラニウムと、精油を抽出するゼラニウムは属科が異なります。 プラナロムのゼラニウム・エジプトとゼラニウム・ブルボンの違いと共通点を見ていきましょう。

ゼラニウム・エジプトとゼラニウム・ブルボンは、どちらもPelargoniumu × asperum (ペラルゴニウム・アスペルム) フウロソウ科で同じですが、ケモタイプ(化学種)による成分の違いがあります。
ケモタイプってなんだ?って話になりますよね。
手っ取り早く説明しますと、栽培地によって成分の構成比が大きく変わるので、別々の名前を付けて違うものとして扱いましょうってことです。
ゼラニウムの場合、ゼラニウム・エジプトはその名の通りエジプトで栽培され、ゼラニウム・ブルボンはマダガスカルやレユニオン島で栽培されています。
Pelargoniumu × asperum (ペラルゴニウム・アスペルム)は、虫よけのために庭先に植えられることがあります。これは、昆虫忌避作用があるシトロネラールを成分として含有しているためです。 虫が多く発生した時には虫に食われる被害を抑えるため、シトロネラールを多く作り出して、自らの身を守ります。また、まわりに生育している植物に虫の飛来を伝えるため、シトロネラールを揮発しているようです。

ゼラニウム・エジプト

主な産地がエジプトのPelargoniumu × asperum (ペラルゴニウム・アスペルム)を慣用名でゼラニウム・エジプトとかローズゼラニウムと呼ばれます。慣用名とはニックネームのような通称のことで、学名のPelargoniumu × asperumが本名です。香りは甘くバラに似ており、わずかにミント的なグリーン調の香りもします。
モノテルペンアルコール類(約52%)
エステル類(約13%)

ゼラニウム・ブルボン

ゼラニウム・ブルボンは、主な産地がフランス領レユニオン島で、香りはわずかにミントの香りを含んだ濃厚な甘い香りです。(レユニオン島は、フランス国王ルイ13世によってブルボン島と命名されましたが、フランス革命後レユニオン島と改名されました。) だから、ゼラニウム・ブルボンって名前が付いているんですね。
モノテルペンアルコール類(約46%)
エステル類(約21%)

ゼラニウム・エジプトとゼラニウム・ブルボンは、どう使い分けるのですか?

爽やかな香りがお好きな方にはゼラニウム・エジプト、濃厚な香りがお好きな方にはゼラニウム・ブルボンをお勧めします。