aromaoil labでは、アロマテラピーに欠かせないアロマオイルについて解説します。

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アロマオイル ティートゥリー

ティートゥリーはどんな精油ですか?

ティートゥリーは、オーストラリア原産のフトモモ科の常緑低木です。
学名はMelaleuca alternifolia (メラレウカ アルテルニフォリア)。

精油の産地は、以前ならオーストラリアでしたが、特にオーガニックのものは最近では南アフリカやザンビア、ケニアなどアフリカのものが多いです。
詳しくは分かりませんが、オーストラリアの温暖化、異常高温、山火事などにより、ティートゥリーの生育が芳しくないのかもしれません。聞くところでは、気温が50度にもなっているようですので、本当に心配ですね。多くの水分を必要とされるため、沼地や川のほとりに育ち、野生では7m、栽培で2mくらいになります。

筆者は庭で実際に育てていますが、人間の伸長ははるかに超えて育っており、普通に育てていたらその中間の4mくらいに成長します。低木であると知っていたので、そんなに大きくなるとは思ってもみませんでしたが、意外にもとてもたくましく育ちました。日本でも普通に育ちますので、皆さんも苗を買って育ててみてはいかがでしょうか?
そしてこれはティートゥリーの花らしいのですが、白い綿のような花が数年に1回咲くのですが、初めて見るとそれはもう感動しますよ。

香りは木の香りで、フレッシュでスパイシーで、心と体をリフレッシュさせてくれます。
落ち込んでいるときに、気持ちを前向きにしてくれるという方もいらっしゃいます。

なぜオーストラリアのイメージが強いのかといえば、先住民族のアボリジニの間では、この葉をつぶして患部につけ、上から粘土パックで覆いケガや皮膚の治療などに使われてきたようで、そんなところでオーストラリアのイメージが強くなったんだと思います。
抗菌効果があり、感染症対策のブレンドレシピによく使われている精油ですが、第二次世界大戦では、オーストラリア兵の救急箱の常備薬であったとのことです。
ちなみに、風邪の流行るころのレシピとしましては、ティートゥリー、ユーカリ・ラディアタ、ラヴィンサラの3精油をヘーゼルナッツオイルで希釈するものがあります。