aromaoil labでは、アロマテラピーに欠かせないアロマオイルについて解説します。

  • HOME
  • アロマオイル ラベンダー

アロマオイル ラベンダー

プラナロムにはラベンダーが数種類ありますが、違いを教えて下さい。

ラベンダーはシソ科の耐寒性低木で、やせた土地を好みます。精油は薄紫色の花穂と葉から抽出します。ラテン語の「洗う」を語源とし、古代ローマ人はラベンダーを入れて入浴したと言われています。早速、以下のプラナロムの5種類のラベンダーを慣用名(通称)と学名(本名)で見てみましょう。

① ラベンダー・アングスティフォリア Lavandula angustifolia (ラヴァドゥラ・アングスティフォリア)
② ラベンダー・スーパー Lavandula × burnatii clone super (ラヴァンドゥラ・ブルナティ)
③ ラベンダー・ストエカス Lavandula stoechas (ラヴァンドゥラ・ストエカス)
④ ラベンダー・スピカ Lavandula spica (ラヴァンドゥラ・スピカ)
⑤ ラベンダー・レイドバン Lavandula x burnatii clone reydovan(ラヴァンドゥラ・ブルナティ)

ラベンダー・スーパーとラベンダー・レイドバン

ラベンダー・スーパーとラベンダー・レイドバンはどちらもLavandula × burnatii (ラヴァンドゥラ・ブルナティ) という学名の一部とシソ科 は同じで、ラベンダー・アングスティフォリアとラベンダー・スピカの交配種です。×は交配種であることを表します。
この2種は、アングスティフォリア種が花の量が少ないために、もっと花を多くつけさせて、精油の収穫量をあげるために改良した品種です。ラベンダー・スーパーとラベンダー・レイドバンの違いは成分の含有率です。

また、香りの違いですが、ラベンダー・スーパーは、5つのラベンダーの中でもフルーティなやさしい感じ、ラベンダー・レイドバンは、暖かみと厚みを持った香りで、波立った心をしずめてくれるでしょう。どちらもリラックス効果が期待できますので、お好きなほうの香りを選ぶことによって、もっとアロマテラピーを楽しむことができるでしょう。

☆ ラベンダー・スーパー

エステル類(約38%)、酢酸リナリル(35%)、モノテルペンアルコール類(約43%)、l-リナロール(約38%)

☆ ラベンダー・レイドバン

モノテルペンアルコール類(約62%)、リナロール(約60%)、エステル類(約20%)、酢酸リナリル(約18%)

ラベンダー・アングスティフォリアとラベンダー・ストエカス、ラベンダー・スピカの比較

属名は同じLavandulaですが種小名が異なるため、別の植物です。花穂の形状も異なります。

☆ ラベンダー・アングスティフォリア

モノテルペンアルコール類(約45%)、リナロール(約42%)、エステル類(約42%)、酢酸リナリル(約40%) スーパー、レイドバンと含有成分が似ているため、同様のリラックス作用などが期待できます。また体内時計の調整にも役立つので、海外旅行に1本あると助けになる精油です。爽やかな甘い香りがします。

☆ ラベンダー・ストエカス

ラベンダー・スーパー、ラベンダー・レイドバン、ラベンダー・アングスティフォリアとは成分が異なり、ケトン類(約59%)を多く含むため、禁忌事項があります。

☆ ラベンダー・スピカ

モノテルペンアルコール類(約47%)、酸化物類(約26%)、ケトン類(約11%) ストエカスほど多くはありませんが、ケトン類を含むため、ストエカスと同様の禁忌事項があります。 透明感のある、カンファーのスッキリした印象の香りです。

有名なブランドでも、単にラベンダーという商品名のものもありますがどう違いますか?

たとえばイギリスの有名なブランドのラベンダー精油の瓶にはLavandula angustifolia と標記されていますので、ラベンダー・アングスティフォリア精油であることがわかります。 ただし、この精油では、成分分析表が添付されていないため、「期待する効果」を正確には把握することができない点は残念なところです。今はもうなくなってしまったGAIAというメーカーのラベンダーは、昔は単なるラベンダーでしたが、数年前ラベンダー・トゥルーという名称に変わりました。
最も人気のあるラベンダー・アングスティフォリアに相当するラベンダーは、他メーカーでは真正ラベンダー、ラベンダー・ベラ、ラベンダー・トゥルー、ラベンダー・ファインといった名称で販売されています。